発達障害の心理検査(発達検査)についての問合せが多いため、より精査できるように2種類の新しい心理検査を導入しました。
PARS-TR
本検査は、アスペルガー障害や自閉症(今の診断名でいえば、自閉スペクトラム症)の発達や行動について養育者(母親や父親)から聴取し、該当するかどうかを確認する心理検査(発達検査)です。
この検査では確定診断はできませんが(当たり前です、確定診断できるのは医師のみです!) 、アスペルガー障害や自閉症の傾向について確認できます。
この検査を受ける際、なぜ自分で話すことではなく、他人から情報を得るのかと疑問に思う方もいらっしゃいます。その理由はシンプルです。2,3歳の自分のことを詳細に覚えている人はいないからです。
本検査をするときには、基本的に母子手帳、学生時代の成績表、保育園や幼稚園の時の連絡帳や絵などを持参していただきます。そのため、検査自体を淡々とすれば、1時間程度で終わることが多いですが、細かい生育歴も聴取するため、どうしても長くなってしまいます。
PFスタディ
性格検査の一つで、投影法に分類される心理検査の一つです。特定の場面に対する理解や話す言葉を記入してもらい、回答者の性格を分析するものです。投影法という言葉が示す通り、自分の気が付いていない無意識レベルの内容が検査結果として出てくることもあります。
近年では、アスペルガー障害や自閉症傾向の鑑別ツールの一つとして使われる場合も多い検査です。
御礼
当ルームを開いて3カ月、こんなに早く新しい検査が導入できるとは思っておりませんでした。当ルームを利用したり、HPをご覧いただいている皆さんのおかげです。
順次、必要な新しい検査を導入していく予定です。レアなTATという投影法検査も実施可能ですが、実施機会が少ないと思ってあげていないものもあります。
性格検査、投影法という言葉については、今後説明していきますのでお待ちください。
早く書いてください!待てません!という要望があれば、できるだけ早く書きたいと思いますので、問合せやTwitterなどで言っていただければと思います。
まとめ
心理カウンセリングは話を聴かせていただくことも大切ですが、何の目的でどう聴くか、クライエント(相談者)の納得も大事です。通常のカウンセリングを受けても納得できなかった方は、心理検査を受けた上で取り組むのも一つの方法です。
こんな検査をしてみたいという方もですが、こんなことを知りたい、解決したいという希望がありましたら、心理検査を利用した上でカウンセリングも提供できますので、興味のある方はカウンセリングルームイチゴまでご連絡ください。