Profile(詳細な)

こんにちは、私は北村哲也と申します。私のことが詳しく確認したい方用に書いてみました。短めな内容で確認したい方はこちらをご確認ください。

氏名:北村 哲也(きたむら てつや)

資格

  • 臨床心理士(登録番号:21669)
  • 公認心理師(登録番号:15057)

経歴

私は1979年生まれで、心理学系の大学を卒業後、栃木県警察の科学捜査研究所心理係として勤務しました。業務としてはポリグラフ検査及びプロファイリングをしていました。退職後、臨床心理士指定大学院修士課程に進学・卒業し、2010年に臨床心理士の資格を取得しました。さらに、2018年に第一回公認心理師試験に合格し、2019年に公認心理師(国家資格)を取得しました。

職務経験

私は総合病院、精神科クリニック、教育相談室、大学の学生相談室、電話カウンセリングなど、医療、教育、産業領域で働いてきました。また、福祉領域の生活訓練施設などでも非常勤として働いていました。私の職務内容は、個人及び集団カウンセリング、心理検査、予診、ディケア、イベントや講座の開催など多岐にわたります。対象は主に成人期以降ですが、小学生から高齢者まで幅広く対応してきました。

心理検査

私は心理検査を多く行ってきました。医療観察法の鑑定入院や精神鑑定の心理検査を行った経験があります。また、発達障害や認知症の心理検査も担当してきました。知能検査(発達検査)やロールシャッハテスト(人格検査)を多く行い、4年目でそれぞれ100件を超え、病院で行うような心理検査実施数は1000件以上です。

心理カウンセリング

私の個人カウンセリングの経験は、うつ病、適応障害、依存症、統合失調症、強迫性障害、人格障害、発達障害(大人の発達障害を含)など、いわゆる‘病名’がある人だけでなく、虐待、性的被害、不登校、特に診断はないですが、友人、知人同士の対人関係、親子関係などの問題についても対象としたことがあります。心理カウンセリングの実施回数は1000回以上です。

心理士としての興味・関心

治療的アセスメント

これまで、心理検査をたくさんしてきたので、その中で治療的アセスメントという心理検査を触媒としたカウンセリングに興味があります。ある程度の期間を決めて、集中的にするやり方です。私は資格をもっていないので、治療的アセスメント(認定されないと名乗れない)はできませんが、協働的治療的アセスメントとして、短期集中型のカウンセリングを実施することができます。1回2時間位かけ、費用対効果も高い印象です。カウンセリングのライザップみたいな感じですね。

統合的心理療法、ブリーフセラピー

 もともと、認知療法・認知行動療法に興味がありましたが、近くに指導者もいないことや患者さんに実施してもうまくいかないことが多く、挫折しました。その後はクライエント中心療法(支持的心理療法)、交流分析、精神分析やブリーフセラピーなど特定の流派にこだわらず、その時の問題の解決に必要な方法を焦点化して勉強するようになりました。今では、統合的心理療法かブリーフセラピーの流れに入るかと思います。心理師同士の会話で『オリエンテーションは?』と訊かれますが、特定の流派はないので、答えに窮した時期もありましたが(心理師の初対面の会話では挨拶の一環としてオリエンテーションを訊かれます)、近頃では上記のような答えております。

*今では、一部のクライエントに認知行動療法を実施することもあります。何事もできるようになるためには時間がかかります。

心理士としての教育訓練

専門職として、仕事をする上で教育・訓練は非常に大切です。私は次の3本柱を中心に教育訓練を受けてきました。

教育訓練の3本柱

  • 専門書を読んだり、講座の受講する
  • 事例について上位者から指導をうける(スーパービジョン)
  • 学会で発表する

専門書を読んだり、講座を受講する

専門書を読んだり、臨床心理学の講座に出席することです。私の場合、講座を受講し、さらに深く理解したい場合に関係する書籍を数冊さらに学習したり、論文を読み、知識を蓄えてきました。

事例について上位者から指導を受ける(スーパービジョン)

スーパービジョンとは、専門職上位の者からそれぞれの担当ケースに関して、指導を受けます。職場内でも受けることはありました(OJTみたいなものでしょうか)が、外部の先生に指導・助言をもらうことが中心でした。これは担当ケースの個人を特定する部分は省き、資料として提出します。先生からの指導も大切ですが、実は資料を提出するためにまとめる作業で疑問に思っていたことや迷っていることが解消されることも多くあります。個人で受ける個人スーパーバイズと何人かの専門家が集まって行うグループスーパーバイズがあります。自分の癖や技術向上には個人スーパーバイズが大変有用ですが、グループスーパーバイズだと、他の人がケースを出しての検討もあるため、自分がかかわったことのないケースをスーパーバイズで経験できたり、自分には全くない視点が得られるという利点もあり、私はどちらにも参加しています。

興味・関心にもつながりますが、心理検査を実施し、その結果をクライエントにどのように伝えると理解しやすいかについてもよく指導を受けています

学会で発表する

学会や研究会の発表です。学会で発表することで、多くの専門書や論文を見返したり、発表資料をまとめることも勉強になります。もちろん、専門家の集まりのため、発表の際、鋭い指摘を受け、冷や汗をかいたりしますが、技術向上には役立ちます。

学会発表・所属学会・団体

所属学会・団体

  • 日本心理臨床学会
  • 認知療法・認知行動療法学会
  • 包括システムによる日本ロールシャッハ学会
  • 日本ロールシャッハ学会
  • 日本TAT研究会
  • 日本臨床心理士会

学会発表

  • 北村哲也,桐生正幸,金子みずき(2004) GKTにおける質問内容への不快評価について 日本心理学会大会第68回大会
  • 北村哲也・浅野正(2011) 包括システムのCDIについての研究 日本心理臨床学会30回大会
  • 北村哲也・浅野正(2012) 文章完成法(SCT)を用いた対処力不全指標(CDI)の検討―EAに焦点をあてて― 包括システムによる日本ロールシャッハ学会第18回大会
  • 北村哲也・浅野正(2013)  S-HTP法に表れる対人関係の特徴-包括システムのCDIとHVIとの関連から- 日本ロールシャッハ学会第17回大会
  • 浅野正・北村哲也(2014) 抑うつ症状を示すロールシャッハとS-HTPのテストバッテリー―包括システムのCDIを中心とした分析― 包括システムによる日本ロールシャッハ学会第20回大会
  • 北村哲也(2014) 心理検査結果に基づくクライエントの変化に関する一考察 ―心理検査結果をクライエントと共に考える必要性について― 包括システムによる日本ロールシャッハ学会第20回大会
  • Tadashi Asano ,Tetsuya Kitamura(2014) The Utility of a Combination of the Rorschach Coping Deficit Index and the Synthetic House Tree Person Drawings on the Assessment of Depression ⅩⅩⅠ. International Congress of Rorschach and Projective Methods
  • 北村哲也(2021) 否定的感情の取り扱いの変容を試みた事例~心理検査を触媒とした協働的アセスメントを通して~  包括システムによる日本ロールシャッハ学会第26回大会
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