心理カウンセリングの受付を電話で行う理由

カウンセリングの事務的な側面から見れば、お問い合わせや初回予約フォームを設けることにより、カウンセラーもクライエント(相談者)も便利になるかもしれません。しかし、私たちは以下の理由から電話での確認をお願いしています。

電話受付をする理由

電話で話すことにより、声の調子などからお互いの雰囲気を感じることができます。また、カウンセリングでは対応できないこともあります。例えば、薬の処方箋や会社休職のための診断書などです。薬の処方や診断書の発行は医師だけが行うことができます。正式な診断は、医師のみがする行為であるため、仮に心理師が診断書を作成し、会社に提出しても効果が期待できません。

上記は少々極端な例ですが、もし電話のやり取り段階で対応が難しいことが判明した場合、その時点でお伝えすることが最善だと考えています。これにより、クライエントは必要なサービスを無駄なく、効率的に利用できます。上記の例のような場合、カウンセリングの予約を取る代わりに、早急に医療機関の予約を取るべきだということを理解していただけるでしょう。

電話受付をしない場合(例外)

例外が一つだけあります。それは聴覚障害の方です。近頃は音声を文字に変換してくれるソフトがあるため、(私のように手話ができなくても)聴覚障害の方にもカウンセリング実施できる時代になりました。そのため、聴覚障害からの予約はもちろん問い合わせフォームなどの文字のやり取りでさせていただきます。

まとめ

電話が苦手で緊張する、話すことが苦手で予約のハードルが高くなるという意見はもっともです。しかし、カウンセリングを受けるための必要な手続きの一つとして理解していただければ幸いです。

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